Archive for 11月, 2011

落語。

落語を聞き始めて、間もないのですが、 初めて生で聞いてから、  実は、私、はまってしまっています。 (今のところ^^;) はまったきっかけは、 立川談春さんの独演会で、  「妾馬」 (「八五郎出世」) を 聞いてから。 それから、詳しい方に色々教えて頂きながら、 落語を聴きに行かせて頂くようになったのですが、 ほとんど、毎回のように、 噺家さんの、どなたかが、 まくらで、口にするのが 立川談志さんの事だったような気がします。 立川流でない噺家さんの落語会でも、 話題に上っていたんじゃないかなあ、と 記憶しています。 (まあ、私が、聴きに行かせて頂いている落語の   噺家さんが、 偏っている。。といえば、   それまでなんですが ^^;) こんな事がありました。 今年の9月に 談春さんの独演会に 行ったのですが、 そのまくらで、 談春さんが、 談志師匠が亡くなった。。という話をされたんです。 その話しっぷりが、 かる~い冗談風でなく、ちょっと、重く感じたんです。 で、私、 その時、 「なんで、重い病気と聞いているのに、 談春さん、こんなこと 言っちゃうんだろう。。」 なんだか、いいのかしら。。こんなこと言って。 と思ったのでした。 で、 昨日まで、そう思っていました。 昨日、 訃報を受けて、 その落語会にご一緒して頂いた方に、 ちょっと聞いてみたんです。 「なんで、あの時、談春さん、ああ言ったのかが、  よくわからない。なんでだったんだろう」 と。 そしたら、その方が、おっしゃるに、 「頭から、離れなかったんでしょう」 と。 昨晩遅く、談志さんのご家族の会見の内容の 記事を読んで、 一門の皆さん、お弟子さん方が ながらく、会う事が出来なかったと知って、 あああ、なるほど。 と、 ようやく、   昨日の 「頭から 離れなかったんでしょう」 という 意味と、  談春さんの あの時の、あの まくら を話した心情が、 少し見えたような気がしました。 生で、談志さんの噺を聞いたら、 どうなだっただろうなあ、 と。 そして、 昨日から、 今まで聴かせて頂いた噺家さん方の お顔が色々と浮かんできます。   

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